サーバ上の関連プログラム

 当社の提供するマルチメディアウェブを実装するウェブサーバには、CGIと協調して動作する
以下のプログラムが実装されています。

     1.データベース清掃プログラム
     2.パスワード登録プログラム

     3.メディアファイル転送プログラム

1.データベース清掃プログラム ( cbeardb )
 
 cronデーモンによって1時間毎に起動されるプログラムで、サーバに存在する各ウェブが使用する
一時ファイルやデータベースの一時レコードについて保存期限の過ぎたものを削除します。
削除するファイルやデータベースレコードは設定ファイルによって定義します。
 一時ファイルでは、ファイル名に作成日時が含まれるもの、タイムスタンプによるもの、について
指定できます。
 データベースのレコードは、データベースサーバ名、データベース名、ユーザ名、パスワード、
テーブル名、フィールド名、タイムスタンプを調べることによって、削除すべきレコードを指定します。

 削除したファイルやデータベースのレコードは、ログに記録されるので、いつ、どのファイルが
削除されたかを追跡できます。

2.パスワード登録プログラム ( mbregist )

 システム立ち上がり時に起動されて、パスワード登録を要求するプログラムからの要求を待ち、
パスワード登録要求を受け取ると、指定のウェブの認証ユーザデータベースに、ユーザを追加したり、
変更したりします。
 ウェブ名や、認証データベースの所在は設定ファイルに記述され、サーバ上の全てのウェブのCGIから使用することが可能です。

 ライブラリ libcgi.so に含まれる htaccess() 関数は、このプログラムにユーザ登録を要求する
メッセージ(IPCメッセージ)を送信し、結果を受け取る関数であり、CGIはこの関数を呼ぶことによって、
ユーザモードからapacheの基本認証データベースを操作できます。

3.メディアファイル転送プログラム ( meifcmd )

 CGIから起動されるコマンドとして動作します。
クライアントからアップロードされたメディアファイル(音声ファイル、映像ファイル)を、指定した
メディアサーバに転送し、発行ポイントを作成するプログラムです。

 メディアサーバ側には、本プログラムの要求を受け取って、メディアファイルを受信したり、発行ポイントを作成したり、プロパティを設定するプログラムがサービスとして動作しており、当社で規定するプロトコルによって、本プログラムと通信(サーバ名やポート番号等は設定ファイルに記述)をしながらメディアサーバに指定したメディアファイルを配信する環境を作ります。


メディアサーバのメディアをポイントするロケータは本プログラムの呼出し結果によってCGIが作成し、
データベースに保存するようになっています。


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